バーチャルファッションデザインの現状と今後
Design support system on the Internet(DESSIN)

森田修史住商エレクトロニクス(株)
谷口雅子(株)東洋紡ファッションプランニングインターナショナル
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  1. 今後のデジタルファッションの流れの中のバーチャルファッションデザイン。
    • Product
      • スケッチ画、ハンガーイラスト作成。
      • プレゼンツール(企画書)。
      • 写真やデジタルカメラ入力物での2次元シミュレーションでのCG活用。
      • 画面上とプリントアウトのカラーマッチング。
      • 縫製仕様書とVMDへの展開
    • Material
      • ニットデザインから編機への連動。
      • 先染織物(テキスタイルCAD)から織機への連動。
      • プリントデザイン
    • Digital Printing
      • 布地へダイレクトにプリントアウト(生地幅、価格、染料等選択が広がってきている)。
      • アパレルCADデータのアウトライン内に柄を配置してデジタルプリンティング。
      • 今後、裁断機との連動。
    • Virtual Fashion
      • アパレルCADデータのアウトライン内にCGで作成した柄を配置、縫製情報等加え3次元へ。
      • 布の力学特性を含みアニメーションでのシミュレーション可能。
    • Finish
      • ファッションショー、通信販売、パタンナーツール(トワルチェック、サンプル作成他)、デザイナーツール(3Dで新たなデザインの創造他、他、バーチャルモールとEC。
      • QRの中でのSCM.SPAなどの仕組みとの連動。
    • KEY TOOL
      • CD-ROM/DVD/WEB/PDA /HP等各インターフェイス
        
  2. 簡易バーチャルファッションデザインシステム(Virtual Fashion Design/CD-ROMパッケージ)の説明。
    • 標準体型モデルが登録されており数値入力により3Dモデル変更可能。
    • 簡単な操作でアニメーションまで作成。
    • 安価な価格
    • 新しい分野での可能性を秘めたパッケージソフト。ハイエンドソフトDressing Sim(MAYA,MAXプラグインソフト)
    • ユーザが自由に3次元上でモデル作成や3DCGソフトMAYA,MAXをでのレンダリング等おこなうことが可能。
    • 現在の他のクロスシミュレーションソフトは型紙から3Dは不可。
    • 布の特性データはKESの何倍もの詳細情報をシミュレート可能。3月ミドルバーションのリリース予定でMAC版も出荷。

  3. ファッションショーでの事例紹介
    • 1999/10/25/DIgital Ware Osaka'99/CG OSAKA'99/SGIブースでのファッションショーのVTR紹介。
    • 2000/2/5/マロニエファッションデザイン専門学校/ショーでのファッションショーのVTR紹介。

  4. 今後
    • 新鋭実力デザイナーと世界レベルの映像スタジオとともにVirtual Fashion ShowのCOLLECTIONの参加。
    • 画面上で型紙データから3次元作成が容易におこなうことが可能になってきており、これを職業として行えるSOHO作り。
    • ファッション全体は当然ながら異業種でのニーズとの交流により新たなデジタル(バーチャル)ファッションの文化の構築をユーザレベルでの広がりの期待。
    於:2000年2月19日 ファッションマルチメディア研究会