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2000年度活動報告
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INDEX
2000年7月1日(土)ファッションマルチメディア研究会
2000年7月1日(土)ファッションデザイン教育研究会
2000年7月8日(土)ファッションビジネス教育カリキュラム研究会
2000年10月7日(土)関西支部開設5周年記念合同研究会
2000年12月9日(土)第18回ファッションビジネス教育カリキュラム研究会
2001年2月17日(土)ファッションデザイン教育研究会
2001年2月24日(土)ファッションマルチメディア研究会
2001年2月24日(土)ファッションマーケティング論ワークショップ研究会

日 時7月1日(土)13:30 ~ 17:00
場 所マロニエファッションデザイン専門学校 第二学舎
主 催ファッションマルチメディア研究会
主 査野中一男

(敬称略)

  1. ファッションサイトや通販サイトの最新事情また、それらと携帯端末の関わりについて当学会のメンバーの中でも特にその方面で活躍著しい先生方の興味あるまた的確な報告があった。

  2. 報告内容
    1. 「日本において求められるファッションサイトとは」
       株式会社インヴォークモード 代表取締役 堀川 築
      • 米国のファッションサイトの分析
      • 日本の先進ファッションソイトの優位性と現状分析
      • ファッションサイト"frontstyle.com"の現状と方向

    2. 「通販サイトでの新しい試み 」
      有限会社アルファベーター 代表取締役 林 芳男
      • タイムサービィス
      • 携帯端末の利用]

日 時7月1日(土)14:00 ~ 16:40
場 所上田安子服飾専門学校
主 催ファッションデザイン教育研究会
主 査大江瑞子

(敬称略)

  1. はじめに
    上田安子服飾専門学校 校長 大江瑞子
    1. 今回のデザイン教育研究会の狙いについての解説があった。基本の重視であり、ディオールやジパンシーの製品サンプルを見せて、時代を超えてなお素晴らしいシルエットを維持しているのは正に「パターン」、「縫製」でありその重要性が指摘された。

    2. 2000年〜2001年秋冬素材トレンドの解説の中で「ツイード」が注目トレンド素材である。この様なクラシック素材の場合、「パターン」、「縫製」がさらに重要である。素材とデザインと縫製技術がどの様にあるべきかの研究を進める必要がある。と挨拶があった

  2. 「新しいデザインを生かすためのハイプレタ縫製テクニックについて」
    田中服装株式会社 社長 田中陸次
    ウールジャケットを取り上げ接着芯地の使い方、襟、袖など縫製テクニックを実演した。この中でアイロンの方向、力の配分、どの様な掛け方がパッカリングを防ぎ、奇麗なシルエットを表現できるか等を具体的に実演しながら指導。田中社長の神業的技術が披露され、参加者の活発な質問が多数あり、盛り上がった研究会となった。

日 時7月8日(土)13:15 ~ 16:30
場 所大阪文化服装学院 3階 すみれホール
主 催ファッションビジネス教育カリキュラム研究会
主 査真脇郁子

(敬称略)

  1. 「各社におけるライフスタイルショップの戦略」についてのケーススタデー
    コーディネーター:(有)MORIパーソネル・クリエイツ 代表 森 貞雄
    講師:イトキン株式会社RVカンパニーショップジェネラルマネージャー 田中正司
    講師:株式会社ポロラルフローレンジャパン 販売促進部MDコーディネーター 中山やよい

  2. 各社の具体的なケースの解説があり、森コーディネーターから各社の独自の展開方針が報告された。

  3. 質疑応答
    コーディネーター森氏の進行により受講者から下記の内容で質問があった。
    1. ポロラルフローレンジャパンのショップ数やボストン、ソーホーでオープンしたニューコンセプトショップが日本でもオープン予定があるかについて。
    2. ポロラルフローレンのアメリカと日本の市場の違いについて。
    3. ショップジェネラルマネージャーの田中氏とMDコーディネーターの中山氏の仕事内容について。
    4. イトキンクランプリュスのマーチャンダイジングについて。
    5. イトキンクランプリュスのプライスとステイタスについて。

  4. まとめ
    以上の事から今回の研究会の討議をまとめると、日本のアパレルメーカーを代表するイトキン株式会社が他社との差別化を「トレンドの追求」と「プライス」の2点にしていることから、プライスに関しては中国の自社工場で生産、品質管理され、価格革命が出来ていることや、消費動向の分析データーによって細分化されているMDの現状がより深く理解できた。

    ポロラルフローレンの日本におけるアメリカとの市場の違いでは、コレクションが主流のアメリカに対して、階級のない文化が背景となっている日本では展開できないラインがあること。また、ニューコンセプトショップの展開ではボストンの100坪ショップと高いクオリティー性の必要なショップの展開が現実的に難しいが近い将来にはあるなど、各社のライフスタイルショップ戦略が日本とアメリカで大きな違いがあることが比較できた。

    今回の研究会ではお二人の講師の役職と仕事内容が新しい職種としてクローズアップされ、教育現場においてもファッションビジネスの業態の変化による、職種からのカリキュラム検討に大変参考になる内容となった。

日 時10月7日(土)13:15 ~ 16:30
場 所マロニエファッションデザイン専門学校 本館 7階ホール
主 催ファッションビジネス学会 関西支部
支部長野中一男

(敬称略)

関西支部開設5周年記念合同研究会
  1. 開会:13:00~13:30
    • 挨拶:ファッションビジネス学会 事務局長 二丸雄策
    • 挨拶:ファッションビジネス学会 西日本支部 事務局長 車 香澄
    • 活動報告 ファッションビジネス学会 関西支部長 野中一男

  2. 記念講演:13:40~15:10
    「最近のファッションアパレルの状況について」
    (株)サンエーインターナショナル 会長 三宅克彦氏

  3. 合同研究会(15:15~17:30 )
    1. 分科会A・7Fホール
      1. ファッションマルチメディア研究会
        マロニエファッションデザイン専門学校野中一男
        住商エレクトロニクス株式会社森田修史
        東洋紡株式会社けいはんな研究所坂口嘉之
        有限会社アルファベーター林 芳男
               
      2. ウエアラブルコンピューター研究会
        文化女子大学林 泉
           
      3. ファッションマーケティング論ワークショップ研究会
        成安造形短期大学早川雅明
        近畿大学増田大三
        夙川学院短期大学橘 喬子
        甲子園大学大塚賢龍
        香蘭女子短期大学篠崎文子
        ナカザワ・インターナショナル中澤祐子
         
    2. 分科会B・61教室
      1. ファッションデザイン教育研究会
        上田安子服飾専門学校大江瑞子
                  
      2. ファッションビジネス教育カリキュラム研究会
        大阪文化服装学院真脇郁子
        フィールプラン山本ひとみ
        株式会社オンワード樫山今林 繁
         
      3. 服装社会学研究会
        文化女子大学伊賀憲子
         
    3. 分科会C・51教室
      1. テキスタイル用語研究会
        文化女子大学成瀬 信子
                 
      2. 感性とビジネス研究会
        文化ファッションビジネススクール曽根美知江
         
      3. インターンシップ研究会
        オフィス・エム・ツー本山光子
                
      4. 服装造形学研究会
        文化女子大学池田和子
        文化女子大学渡部旬子
        文化女子大学佐藤眞知子

  4. 交流会(18:00~19:00)

日 時12月9日(土)13:30 ~ 16:30
場 所大阪文化服装学院 3階 すみれホール
主 催ファッションビジネス教育カリキュラム研究会
主 査真脇郁子

(敬称略)

テーマ「ファッションアドバイザー教育の実態と販売職の今後」
  1. ケーススタディー
      講師:株式会社ワコール 人事部 プロデューサー 水谷伊久子
      講師:株式会社オンワード樫山 大阪支店 総務部 人財課 藤田昌弘

  2. パネルディスカッション
      コーディネーター:MORIパーソネル・クリエイツ代表 森 貞雄
      パネラー:株式会社ワコール 人事部 プロデューサー 水谷伊久子
      パネラー:株式会社オンワード樫山 大阪支店 総務部 人財課 藤田昌弘
      パネラー:有限会社システムプランニングオフィス 代表 水谷米博

      コーディネーターの森氏から経営の鍵とも言われる、売り場における販売職の今後のあり方について下記の質問がされた。

      1. 新人社員教育から受ける新人の特徴で、よく勉強している点と足らない点について。
      2. 今の販売職のあり方について。(ワコールのプロデューサー育成等)
      3. オンワードの今までの販売職と今後の販売職の決定的な違いについて。
      4. 販売職の人事システムと賃金システム、位置付けと生きがいなどのそれぞれの変化。
      5. オンワードでのブランドリーダーの役割と作った意図について。
      6. 販売職の必須について。

      以上から新人の特徴では、文書は完璧であるがそれらを言わせると話せない。また話を聞く時のうなずくなどの共感の手段を持ち合わせていない。元気はあるが持続性にかける。組織の中の一員としての挨拶、言葉使い、敬語が使われてなく見て見ぬ振りをする。何かを組織的にひっぱっていく時、感動したら損をするという錯覚を持っている。これらを打破してこそ売り場からの発想の中で新しいものを提案していく、ニーズの把握、分析、企画、フィードバックする能力が販売職に必要となる。

      いままでの販売職はブランドの知識だけでよかったがメガショップになれば,お客さんに統一性を持って提案し、服だけでなく雑貨、化粧品、インテリアなど時代にあったライフスタイルを変化対応提案できる販売職が今後の経営の鍵となる。また今後の学生指導では流通の仕組み、SPAやセレクトショップの違いなどセレクトショップに必要なプロデュース能力をもちあわせていなければ成らない等、変化対応型が切り離せない。売り場作りのVMDでは販売職はビジネスであり売上を上げ、最終的な目標としては数字に対して責任を持つなど販売職の今後の指導ポイントのヒントが多く出て、受講者からも主として以下の点の質問があった。

      1. プロデュース能力のポイントと導入法。
      2. 各社の入社試験ポイント。
      3. IT教育における学校指導について。
      4. 販売研修の受け入れ実態。

日 時2月17日(土)14:00 ~ 16:30
場 所上田安子服飾専門学校
主 催ファッションデザイン教育研究会
主 査大江瑞子

(敬称略)

  1. はじめに
    上田安子服飾専門学校 校長 大江瑞子

    今回のファッションデザイン教育研究会の内容紹介を行う。前回の研究会においてシルエットを維持する縫製の重要性に触れた。今回はジャケットの肩処理について考察する。

  2. 「最新の流行を取り入れたジャケットの肩処理について」
    株式会社サン・プロシード 品質管理課長 中村泰晃

    人体の構造から肩を切り離してその形を、肩線、前身頃側、後見頃側に分割し、平面にする。平面を組み立てる時、平面の空いた空間をダーツ処理、いせ込み等くせ取り、切り替えなどが必要になる。ここでは前身頃線をいせ込み、後見頃肩線を延ばして縫い合わせる方法が紹介された。さらに縫い目に貼るテープについても言及。

  3. 「ニードル刺繍機」
    株式会社タナカアンドカンパニーリミッテッド 取締役 田中富子

    ニードル刺繍機によるデザイン、テクニック、及び機器の操作演習。全員が少しずつ実習し経験した。

日 時2月24日(土)13:30 ~ 16:30
場 所大阪産業創造館5階研修室D
主 催ファッションマルチメディア研究会
主 査野中一男

(敬称略)

  1. セミナー1
    「コンピュータによる3D衣服データ製作」
    講師:デジタルファッション株式会社 取締役 工学博士 坂口嘉之

    概要説明と製作手順のデモンストレーション、今後のプログラム紹介。

    「ソフトの流れ」
    CAD型紙データ3DCGモデリング
     
    縫製情報入力3D人体上で型紙配置
     
    縫製/リラックス→アニメーション

  2. セミナー2
    「ライブによる遠隔教育の実際」
    講師:株式会社マクニカ 本社ネットワーク事業部
    PM部第2課長 夏目道生(画面出演)
    大阪支社ネットワーク課 烏谷昌宏

    「Centra Symposium」(LIVEインターネットコラボレーションソフトウエア・セントラシリーズ)遠隔教育用ソフトの紹介

    インターネットやイントラネットを経由して、遠隔地とのトレーニングやセミナー、学校教育等をリアルタイムに実現するLiveインターネットコラボレーションソフトウエアの実演を行った。現在、日本ではこのソフトを企業の社員教育、全国的な代理店教育に活用され出した。教育現場でどの様に活用できるか検討している。事例として日本大学では通信教育部で検討中である。との報告があった。

  3. 質疑応答

日 時2月24日(土)13:30 ~ 16:30
場 所マロニエファッションデザイン専門学校 第二学舎
主 催ファッションマーケティング論ワークショップ研究会
主 査早川雅明

(敬称略)

  1. ワークショップ研究会は専門委員17名により、下記の通り委員による10回の研究会を実施した。

  2. その結果消費者研究グループはアンケート調査と分析により、「世代間におけるファッション意識と行動に関する一考察」。

    リテイル研究グループは「プライベート・ブランドMDの体系化とビジネスモデルの検証」の2論文を当学会論文誌第6号に投稿、掲載された。

  3. 専門委員研究会は下記の通り実施された。
    1回5月27日(土)13時30分~17時00分
    2回6月17日(土)13時30分~17時00分
    3回7月_1日(土)13時30分~17時00分
    4回7月29日(土)13時30分~17時00分
    5回8月_5日(土)13時30分~17時00分
    6回8月19日(土)13時30分~17時00分
    7回9月23日(土)13時30分~17時00分
    8回9月30日(土)13時30分~17時00分
    9回12月25日(土)13時30分~17時00分
    10回3月_3日(土)13時30分~17時00分

    専門委員研究会の場所は何れもマロニエ第2学舎で行った。尚ワークショップ研究会は次年度第3期を迎え名称を以下の通り改称する。

    ファッションマーケティング論研究会専門委員会はワークショップとする。
    次期研究活動に当たり広く会員に参加して戴く様呼びかける事とした。

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